薪ストーブのある生活


息子も二歳と5ヶ月になり少しずつ手も掛からなくなってきたので、一時灯油ストーブに切り替えていた我が家のメイン暖房を薪ストーブに戻して、今シーズンから再び薪ストーブのある生活の復活です!


我が家の薪は日々仕事で廃材として出る “松” などの針葉樹なので、タダで手に入る代わりに燃費が悪く、夏場に薪小屋に貯めた薪もみるみるなくなっていきます。



現場から持ち帰った薪(廃材)を積むお手伝い

薪ストーブに家族の協力は欠かせません!!



今手掛けてる新築現場の方もボチボチ仕上げ段階に入り廃材が出なくなる頃なので、薪が底をつきかけている我が家の薪小屋を見ると


「冬を越せるか??」


と、少々心配になってきたので、只今新築現場を手伝ってもらってる友人に薪にする原木を譲っていただく為、今日の午前中はチョイと二時間程現場を抜けて山に入り立枯れしたアカシアをいただきます。




チェーンソーとソリを担いでコンディションの良いとは言えない山を歩くこと約10分。

鹿にやられ枯れてしまったアカシアの木をサクッと切り倒し、ソリに乗せ下山。



山から下した原木を、一旦車に積める長さに切り現場に運びます。



現場に運んだ原木を我が家の薪ストーブに入る長さ(30〜35cm)に再び切り、適当な太さに割って未乾燥薪を作ります。


そこから1〜2シーズン乾燥させると薪の出来上がり。

(というのが通常ですが、見たところ今回のは枯れて数年経ってる木のようなのでストーブ周りに積み上げて乾燥させて薪にします。)



と、まぁ大変な手間と時間の掛かる薪作りの工程に、薪ストーブとはホント時間の余裕が無いと楽しめない贅沢品だと改めて実感させられました!



この手間暇掛けた良質な薪から出る暖かく柔らかな炎のゆらぎは、

厳しいとされる北国の冬の暮らしにとって暖房という役割だけではなく、

ゆっくりとした穏やかな時間を与えてくれます。



新國 ~NIIKUNI~

北海道札幌市で道産材を中心とした無垢材で家づくりをしています。 20代の頃には不動産業に従事していましたが、販売する住宅やリフォームの在り方に日々疑問を募らせ、30才で大工に弟子入り。 時間の経過とともに価値が落ちる家づくりではなく、時間の経過とともに価値を生むヨーロッパ諸国のように【 住み継ぐ家 】を伝えていくことをコンセプトに日々家づくりと向き合ってます。 niikunis@gmail.com

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